ふわふわの毛並みとつぶらな瞳、歩き方もおぼつかない子犬。
我が家のラブラドールの子犬期に出会ったとき、私も「一緒に暮らしたい!」と胸が高鳴りました。
特に「盲導犬に選ばれるくらいだから、おとなしくて賢い」というイメージが先行していました。
しかし実際に迎えてみると、そのイメージは良い意味でも悪い意味でも裏切られました。
ラブラドールの子犬の本当の性格や、飼育してみて感じた事を、筆者の実体験を交えてお伝えします。
これから飼う方に、少しでも現実的なイメージを持っていただければ嬉しいです。
ラブラドールの子犬の基本的な性格とは?

ラブラドールレトリバーの子犬は、まさに「天真爛漫」。
我が家に迎えた子も例外ではありませんでした。
好奇心旺盛で人懐っこく、誰にでも尻尾を振って近づいていきます。
家族にすぐに馴染み、愛情を注げば注ぐほど応えてくれる性格です。
👉 子犬期の社会化の重要性についてはこちらでも詳しく解説しています ▶ 大型犬の社会化期とは?
ただ、最初は「盲導犬だからおとなしいに違いない」と思い込んでいた私には、そのやんちゃぶりは予想外でした。
特に最初の1〜2年は、家具やクッション、おもちゃはもちろん、目に入るものを何でもかじって壊されました。
ソファの脚、リモコン、靴…おなかを壊して病院へ行く事もしばしば。
さらに、散歩では引っ張り癖がなかなか抜けず、引っ張らずに歩くまでにかなりの時間と根気を要しました。
ちなみに、子犬期にとても重要なのが大型犬の社会化期です。
生後3週〜16週ごろまでの間に、たくさんの経験を積ませることで穏やかな成犬に成長してくれます。
賢さゆえにしつけのコツを掴めば順応は早いのですが、最初の子犬期は予想以上の人間側のエネルギーと忍耐力が必要でした。
成犬になると性格はどう変わる?

やんちゃ盛りだった子犬期を乗り越え、2歳を過ぎたあたりから少しずつ落ち着きが見え始めました。
今では家でのんびり過ごす時間が増え、まさに「温厚で飼いやすいラブラドール」というイメージ通りの姿になっています。
ただ、それでも油断はできません。
ある日、突然背後からの大きな音に驚いた愛犬がパニックになり、散歩中にリードを激しく引っ張りました。
私は止めようとして転倒し、怪我をしてしまいました。
普段は穏やかでも、体が大きく力も強い犬種なので、突発的な状況には常に備えておく必要があると痛感しました。
👉 散歩中の安全管理や引っ張り癖への対策は、こちらの記事で詳しくまとめています
▶ 大型犬の散歩デビューと注意点
オスとメスで性格は違うの?

ラブラドールは基本的にフレンドリーで人懐っこいですが、男の子・女の子で若干性格の傾向が違うと言われています。
我が家のの愛犬は女の子ですが、甘えん坊で飼い主にべったりの性格です。
オスの特徴
- 甘えん坊で愛情表現が激しい
- 社交的で遊び好き
- やんちゃさが長く残りがち
メスの特徴
- 落ち着きがあり、しつけが入りやすい
- 状況判断が早く冷静
- 初心者には扱いやすいと感じる人が多い
もちろん個体差があるため、実際に触れ合ってから決めるのがおすすめです。
👉 留守番対策についてはこちらも参考に ▶ 大型犬の留守番のコツと準備
ラブラドールの子犬を飼うときの注意点

私の実体験からも、ラブラドールを飼う前に知っておいてほしいポイントがあります。
- 運動量の確保
非常に活発な犬種なので、散歩は朝晩しっかり行う必要があります。
我が家では雨の日も雪の日もカッパを着せて散歩に出かけます。
家の中で排泄をしない性格なので、天候に関わらず外出が欠かせません。
これから飼う方は、こうした覚悟も必要だと思います。
👉 運動のためのおもちゃの選び方はこちらの記事を参考に ▶ 大型犬用おすすめおもちゃ10選!
- 体重管理
食欲旺盛でつい食べ過ぎてしまう傾向があります。
体重が増えすぎると股関節や関節に負担がかかりやすくなるので注意が必要です。 - しつけの根気
特に子犬期は破壊活動と引っ張り癖に悩まされることが多いです。
しつけ教室やプロのトレーナーのサポートを受けるのも有効です。 - 突発的な力に備える
普段はおとなしくても、驚いた時などには想像以上の力で引っ張られることがあります。
日頃から制御できるリードやハーネスを選び、油断せずに接することが大切です。
初心者でも飼いやすい理由と心構え

苦労を経験したからこそだと思いますが、私はラブラドールと暮らして本当に良かったと思っています。
温厚で賢く、家族の一員としての存在感は計り知れません。
ただし、ラブラドールは「おとなしい犬」というイメージだけで迎えると、理想と現実のギャップに戸惑うこともあるでしょう。
元気いっぱいな子犬期を乗り越え、日々の運動・しつけ・健康管理を続ける覚悟が必要です。
その努力の先に、深い絆と幸福な日々が待っています。
これから迎える方も、ぜひ現実的な準備を整えて、素晴らしいパートナーとの生活をスタートさせてください。
👉 ゴールデンレトリーバーについても初心者向けにまとめています
▶ ゴールデンレトリーバー飼育ガイド
まとめ

ラブラドールの子犬は、人懐っこく賢い性格が大きな魅力。
けれど、子犬期のやんちゃさや突発的な力強さには覚悟が必要です。
男の子・女の子の違いも参考にしながら、ご自身のライフスタイルに合った一頭との出会いがある事を願います。
正しい知識と愛情があれば、初心者でも最高のパートナーになってくれる犬種だと思います。
ラブラドールとの現実的で幸せな生活を始めよう!

これからラブラドール子犬を迎えようとしているあなたへ。
理想だけでなく、現実の大変さも知った上で、一生のパートナーと豊かな時間を過ごしましょう!
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